No.291 小鳥の結膜炎

セキセイインコやオカメインコなどの小型インコや文鳥などのフィンチ類は、しばしば結膜炎にかかります。結膜炎の主な原因は、感染、アレルギー、外傷などが考えられます。感染は一般的な細菌の他、マイコプラズマやクラミジア等の病原体が原因となります。特にオカメインコではマイコプラズマによる結膜炎がよくみられます。鳥類のアレルギー反応は解明されていませんが、季節性や年周期性がみられるときや、生活環境の変化、食事、おやつの変更があった場合は、鑑別のひとつとして考慮します。木屑はアレルギーの原因になることが多くあります。外傷性で多いのは他の鳥とのケンカや放鳥時の事故です。

症状は、結膜が赤くなる、腫れる、眼が開けづらい、流涙などです。とくに流涙が多い場合は原因が複雑な時が多いです。全身性疾患から結膜炎になっている場合もあります。簡単な治療で改善しない場合は、細菌培養や病原体のPCR検査(遺伝子検査)が必要な場合もあります。

治療は点眼薬を使用する場合もありますが、小鳥が気にして引っ掻いてしまい悪化させることが多いので、内服薬を使用することが多いです。引っ掻くのがおさまらない場合はカラーを使用することもあります。


結膜炎の文鳥