No.197 クレートトレーニング (Crate training)

基本的に犬はクレートが好きですが、時にはなかなか入ってくれない場合があります。そのときはオペラント条件づけの正の強化(→No16.→No17)を利用した、下記のような方法があります。

1.クレートの扉を開けて置き、クレートの入り口におやつを置いて、食べるのを静かに見守る
×10回
2.クレートの入り口のおやつを食べられるようになったら、クレートの入り口から5cm中へおやつを置く
抵抗なく食べる×10回
3.入口から10cmのところにおやつを置く。食べに行くのを静かに見守る
抵抗なく食べる×10回
4.さらに奥におやつを置き、同じことを繰り返し、一番奥に置いても抵抗なく食べるまで行う
×10回
5.完全に体をクレートに入れて、問題なくおやつを食べている間に扉を3秒だけ閉めて開ける
×5回
6.扉を5秒閉めて開ける
×5回
7.徐々に扉を閉める時間を延ばしていく。絶対に焦らずに少しずつ時間を延ばす
8.おやつを食べている間扉を閉めていられるようになったら、中にいる犬に扉の外からおやつをあげる
9.「ハウス」といってクレートに入る練習を始める。クレートを開けておき、「ハウス」といっておやつをクレートの中に入れる。
×10回
10.「ハウス」といったら、おやつを中に入れる前に自らクレートに入って待てるところまで繰り返し行う
11.「ハウス」といって自らクレートに入ったら、扉を閉めて外からおやつを与える
×10回
12.クレートの中に数分入ったままの状態を作り、30秒に1回おやつをあげてみる
×10回
13.クレートの中にいる間に、1分に1回おやつをあげる
×10回
14.ゆっくりすすめることで、「ハウス」といわれると自らクレートに入り、おとなしく待てるようになる

焦らずにチャレンジしてみてください。
今回の内容は、入交眞巳先生(米国獣医行動学専門医)の著書を参考にしています。