No.212 飼主がストレスを感じると犬のストレスレベルも上昇する

とても興味深い論文を読みました。スイスのリンショーピング大のリサ・ロス先生のもので、犬は飼主さんの不安やストレスを敏感に感じ取って、コルチゾール(ストレス時に分泌されるホルモン)を多量に分泌するというものです。

こちらに論文がわかりやすくまとめられています
https://news.nicovideo.jp/watch/nw5439695

ポイントとして以下の3つが挙げられています。
1.犬は飼主さんの不安やストレスを敏感に感じ取る
2.飼主さんの髪の毛のコルチゾール値が高いほど、犬の毛のコルチゾール値も高い
3.飼主さんが神経質だと、犬のコルチゾール値が下がる

1と2についてはなるほどと思いますが、3については個人的に別の見解があります。飼主さんが過度に神経質で、犬を溺愛してしまい、コルチゾールが分泌され過ぎて枯渇してしまい、アジソン病(副腎皮質機能低下症)という病気を発症しているパターンがあると思います。アジソン病は初期のうちは症状がわかりづらいことが多く、早期での発見が難しい疾患の1つです。何事にもちょうど良いは難しいですが、動物との程よい距離感が大事だと思います。

以下もご参照ください
No80副腎皮質機能低下症