No.309 デグーの4大疾患

デグーはモルモットやチンチラと似た齧歯類で、頭がよく(ヒトの3歳児程度の知能があるといわれています)、好奇心旺盛で人によく慣れ、仕草も可愛いので、近年人気が上がっている動物です。

デグーによくある疾患が4つあります。

1.自咬症:社会性が強いデグーは家族から離される時期が早かったり、1頭飼いだったり、飼育環境が良くなかったりすると、尾や陰部、手足などを齧ってしまう自咬症を起こすことがあります。飼育環境の見直し、ヒトが家族の代わりになって遊ぶ時間を増やしたり、知育トイなどを上手く利用してストレスの軽減をすることが大事です。

2.尾抜け(Slit tail)
デグーは野性下で天敵に襲われた時に尾を切って逃げることがあります。飼育下でも尾を引っ張ると尾の皮膚が抜けてしまうことがあります。通常2-3週間で皮膚が剥がれてしまった尾の部分は壊死をして落ち着きますが、外科手術が必要な場合もあります。

3.不整咬合
デグーの歯は切歯も臼歯も常生歯で一生伸び続けます。金属のケージなどを齧り過ぎると歯の噛み合わせが悪くなり、食欲不振となり、酷くなると、呼吸や眼にも障害がでます。歯が失活してしまう場合もあります(この原因はよくわかっていません)。治療は麻酔下での処置が必要な場合が多く、病態の詳細な把握にはCT検査が必要な場合があります。

4.糖尿病
デグーはインスリン活性が低く(犬の1-10%)糖尿病になりやすい動物です。肥満も原因となります。糖尿病になると白内障を発症します。果物などの甘いものは与えない方が良いです。治療は経口糖降下剤を与えます。