No.273 犬と猫との遊び

動物行動学から考えると、犬は群れの中では1日の5~10%しか他の犬と遊ばないことがわかっています。ペットの場合も1日に1時間くらいは遊んであげることが推奨されます。ペットの犬は人間の生活リズムに合わせて暮らしているので、一緒にいるときに構ってあげればOKです。ただし、若いうちは1時間で物足りなかったり、高齢犬だと1時間では疲れてしまうこともあるので、年齢や個体差に合わせて調整が必要です。

理想のお散歩の時間は、季節や犬種によって異なります。トイプードルのような小型犬を、炎天下で1時間以上散歩させてはいけませんし、ドーベルマンのような大型犬だと15分くらいの散歩を1日に1~2回では足りません。ただし、短くても散歩はしないよりした方が良いです。散歩の目的は運動だけではありません。外に出て、いろんな人やものと出会ったり、他の犬の匂いをかいだりすることで、脳の刺激につながり、高齢犬では認知症予防の1つとなります。

とはいえ、飼主さんが無理をしすぎるのもNGです。毎日1時間の散歩をしても、飼主さんが負担に感じるようなら犬にとっても不幸です。平日の散歩は30分でも、週末はドッグランで思いっきり走らせるなど、できる範囲で最善のことをしてあげましょう。

猫は群れをつくらない動物で、ベタベタした付き合いは好まないと考えられてきましたが、実は意外と社会性の高い動物で、犬と同じように構ってあげないとストレスが溜まります。1日の大半を寝て過ごしますが、起きている間は、声をかけたり、なでたり、ひもでじゃらしたり、積極的に構ってあげてください。

運動不足かなと感じられる場合は、猫が飛び乗れる場所など、室内に遊べる環境を作って運動不足の解消をしてあげて下さい。猫は、ジャンプなどの上下運動を好むので、キャットタワーやキャットウォークの設置もおすすめです。