犬や猫同様に小鳥もヒトによくなついてくれます。日本で主に飼われている小鳥の特徴と飼い方の基本をご紹介します。
・セキセイインコ:体重30~50g、体長約20cm、寿命8~12年
・オカメインコ:体重80~110g、体長約30cm、寿命13~18年
・コザクラインコ:体重45~55g、体長約15cm、寿命10~13年
・ブンチョウ:体重23~28g、体長約15cm、寿命8~10年
・サザナミインコ:体重45~55g、体長約16cm、寿命10~13年
・ヨウム:体重440~560g、体長約33cm、寿命約50年
保定:小鳥を保定するときは人差し指と中指を頸の側面に沿わせ、残りの3本の指も軽く身体に沿わせ手のひら全体で包み込むようにします。呼吸ができなくなってしまうので胸部を抑えてはいけません。
環境:当然ながらケージはなるべく広いものがよいです。止まり木は自然木の方がよく、握った時にちょうど爪と爪が少し触れるぐらいの太さがお勧めです。そして小鳥の飼育で一番大切なのは温度です。小鳥の飼育には温かい環境が絶対に必要です。健康な小鳥でも最低気温が20℃を下回らないようにしてあげてください。とくにこれからの冬期の夜間はペットヒーターや毛布をケージにかけるだけでは不十分です。必ずエアコンを使用してください。病鳥の場合は28~32℃が必要な場合もあります。
食事:小鳥の主食はシード食(皮付き餌)で、あわ、きび、ひえ、カナリアシードなどの穀物を混合したものです。しかし、これだけでは小鳥に必須なビタミンやミネラル、タンパク質、カルシウム、ヨードなどが不足します。副食として小松菜やチンゲン菜などの野菜、複合ビタミン剤、ボレー粉、イカの甲などのカルシウムとなるものを与えます。また、徐々、犬でいうドッグフードと同じ役割の小鳥の総合栄養食ペレットが発売されています。今後はペレットが主流になっていくでしょう。
本当に簡単にですが、小鳥の基本を解説しました。とにかく今の寒い時期は、小鳥に限らずどんな動物も環境温度に注意してあげてください。