No.478 猫との散歩

近年、都会では犬と猫の飼育頭数が逆転し、犬の様に猫と一緒に屋外を散歩をされる方も多くなってきました。固体差はありますが、リードを嫌がらず中には散歩を楽しみにしている猫もいます。可能なら小さい頃からリードに慣れさせておくのがベストです。散歩には首輪よりはハーネスの方が良いです。猫も安心するし首輪が抜けて逃亡したなどという事故も防げますし、猫が引っ張った時に気管が締め付けられることもなく快適です。

散歩するのが好きな猫は嬉しそうに飼主さんの後をついて来ますが、エンジョイ出来ない場合には無理は止めましょう。また、屋外では飼主さんがコントロールしている事を忘れずに、都会で交通量の多い街では、驚いた猫が急に走り出したりして逃亡や交通事故の原因になる場合があります。必ず適切なリードとハーネスを用いましょう。

リードを使った散歩は、四肢のストレッチや運動不足解消など以外にも、様々な音を聞いたり、新しい匂いを嗅いでおもしろいものを見つけたり、猫にとって良い経験、刺激となります。また、芝生、土、砂利石、タイルや道路などをパットで触知して、パットから出るフェロモンをそこに残していきます。散歩中のパットへの刺激は屋内とはくらべものにならないほど多彩です。

慣れないうちは、くれぐれも猫が刺激に圧倒されて散歩が嫌にならない様に、最初は短い時間、場合によっては抱っこから始めましょう。猫好きのヒトが急に触ってくるのにも注意して下さい。また、犬の散歩と同様に外気温や湿度にも十分な注意が必要です。


ハーネスは子猫のうちから