知育トイは、噛んだり引っ張ったりするロープやぬいぐるみなどの一般的なおもちゃとは違い頭を使うおもちゃのことです。頭を使わせることにより、しつけの効果を上げたり、退屈防止、早食いの防止、肥満や問題行動の予防・治療に用いられます。例えば、転がすなど、ある工夫をするとおやつが食べれるような知育トイは、ただ単におやつをあげる場合と違い考える力が身に付きます。種類によって難易度も違うので、ステップアップさせることが可能です。また、知育トイは若い動物のものだけではなく、老齢の動物でも認知症の進行を遅らせるためにも使用します。
最初は難易度の低い知育トイから与えましょう。転がして遊ぶタイプや、舐めたり齧ったりして遊ぶタイプは比較的簡単です。簡単なタイプに慣れてきたら、倒したり引っ掻いたりするような難しいものへ徐々にレベルを上げていってください。
ペットショップやインターネットで多くの種類の知育トイが販売されています。目的によって変えてみて下さい。例として
早食い防止:食べづらい食器、食事やおやつを中に入れられるもの
しつけや考える力を養う:難易度の高いゲーム感覚で遊ぶもの
暇つぶし:動物の興味をそそるもの
購入するのみでなく、手作りや環境を使うなどをして工夫してみて下さい。早食い防止には、部屋の中に4-5カ所くらいご飯を隠して探させながら食べてもらうのも良いです。犬も猫も鼻を使うと疲れます。また、自分で見つけたごはんには満足感があります。ガチャガチャの中身を取り出しておやつが通るくらいの穴をあけて与えるのもオススメです。犬も猫も頭が良いので、同じ知育トイばかりだとすぐに飽きてしまいます。複数個用意して、例えば曜日によって変えるなどをしてみて下さい。
飲み込める大きさの知育トイは与えないようにして下さい。食道に詰まる事故につながります。動物の大きさにあったものを使いましょう。各自に合ったツボにはまる知育トイ・遊び方を探してください。