No.339 流動食の与え方

高齢や病気のために、自分で食事が出来ない場合は流動食を使って、食べさせてあげることが必要です。動物の種類や状態によって様々な方法がありますが、基本的な手技は以下のようになります。優しく声をかけながら行いましょう。

1.頭を上に座らせます

2.汚れないようにタオルなどを口元や前頬部に添えます

3.後ろから保定して口の横から与えます

4.一度にたくさん与えずに、嚥下を確認してから次を与えます

5.時々水を与えます

6.時々背中を軽く叩いてゲップをさせます

7.タオルやガーゼ、歯ブラシなどで口元などをきれいにします

8.終了後20-30分くらいは、クッションやタオルなどを利用してなるべく体位を変えないようにします

9.大型犬などで体位の維持が困難な場合は左下に寝かせます(胃捻転の予防)

こちらもご参照下さい
No325胃瘻チューブ
No219高齢動物への給餌