No.226 猫に食べてもらう方法

猫が食べなくなったときは、病気、気まぐれ、フードに飽きた、食物嫌悪のどれかを考えます。食物嫌悪というのは、ある食事が、苦痛や不快な経験、消化管の問題と関連した場合に(関連していない場合もあります)、その食事を避ける現象です。ヒトが牡蠣に当たったときに牡蠣が食べられなくなることに似ています。徴候としては、フードの匂いを嗅いで退く、一口味見して退く、食事を見せたり与えたりすると流涎や嘔吐などがみられ、40日間くらい続くといわれています。

猫に食べてもらう方法を挙げてみます。
違うフードを与えてみる:フードに飽きている場合はこれが一番です
風味の良いフードを与える:猫は開けたてのフードを好みます。また、食事を出しっぱなしにしないことも大事です
加温する:猫は35-40℃のものが好きです。ドライフードもレンジで加温できます
食感を変える:お湯でふやかす、ドライとウェット両方を与えてみるなど、食感を変えてみましょう
食器や盛り方に注意する:猫は髭が食器やフードに触ることが嫌いです。大きな食器の真ん中にフードを盛ってみましょう
フレーバーを加える:鰹節などを振りかけてみましょう。煮干しより鰹節の方が結石をつくりづらいです
落ち着く場所で与える:とくに多頭飼育の場合は、1匹で落ち着いて食べられる場所を作ってあげてください
食器を台の上に置く:シニアの場合は首を下げると痛みや違和感があり、食事をしない場合があります手で与える:ヒトの手で優しく与えると食べてくれる場合があります
投薬は食事と関係のない時間に:食事と一緒に与えなければいけない薬以外は関係のないタイミングで与えてください。嫌なことの後すぐに食事を与えないようにしましょう
運動:適度な運動も重要です